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サポーターズ通信

Love is Free Campaign サポーターズ通信 Vol.105


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 Love is Free Campaign サポーターズ通信
 Vol.105 2014年6月26日配信
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      蚊の遺伝子を操作して、子孫の95%の子孫を雄に

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蚊の遺伝子を組み換えることで、生まれてくる蚊の大半を雄にすることで、
最終的には、蚊の絶滅を可能し、結果としてマラリア制圧につながるとし
た研究論文が、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された
というニュースが6月10日に話題となりました。

論文を発表したのは、英ロンドン大学インペリアルカレッジの生物学者に
よるチーム。

論文によれば、雄の蚊の胚の遺伝子に酵素DNAを組み入れるという、遺伝子
組み換え操作により、成虫で作られる精子のX染色体(子孫の性別を雌に決
める染色体)は正常に機能することができなくなるのだとか。

その結果、X染色体の数はほぼゼロになり、大半の雄の精子はY染色体(子孫
の性別を雄に決める染色体)を運ぶことになります。

今回の研究では、5個のケースにそれぞれ遺伝子を組み換えた雄の蚊50匹と
通常の野生の雌50匹を入れ、遺伝子操作の実験を行ったそうです。実験では
4個のケースで雌が不足し、6世代以内で個体群は絶滅した、との結果が証明
されました。

6年もの時間をかけて行われた、今回の研究で使われた技術は、マラリア原
虫の媒体蚊の中でも、最も危険度が高いといわれるガンビアハマダカラを
ターゲットにしています。

研究チームが発表した論文によると、今回研究で実践した、遺伝子組み換
えによる性別産み分け技術を用いると、生まれてくる世代の約95%が雄に
なり、最終的には、蚊の個体群を絶滅に導くそうです。

しかし、今回の研究結果について、マラリア制圧の可能性について期待が
寄せられる一方で、生多様性のバランスにどのような影響があるのか、と
いう懸念の声も聞かれます。

蚊の捕食者としてよく知られるトンボやクモのエサの問題、また、ボウフラ
蚊の幼虫であるボウフラをエサとする淡水に住む肉食性の小型魚類への影響
など、一つの種を絶滅させることが、多くの生態系への影響も考える必要が
あるのです。

世界で一番人間の命を落とす原因と言われる蚊。
私たちが日常生活を送っている今もたくさんの人がマラリアによって命を
落としているのです。

今回の研究結果が近い将来、多くの人の命を救うきっかけになると良いで
すね。


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