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サポーターズ通信

Love is Free Campaign サポーターズ通信 Vol.110


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 Love is Free Campaign サポーターズ通信
 Vol.110 2014年9月12日配信
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         デング熱感染者、全国で88人に          
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70年ぶりに日本国内でデング熱感染者がでました。現在の感染者数は全
国で88人。日本国内では代々木公園を封鎖するなどの対策が行われてい
ます。


そもそも、デング熱って?

デングウイルスに感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉
痛や皮膚の発疹などが主な症状です。
マラリアのようにごくまれに一部の患者において、発熱2~7日後、血漿漏
出に伴うショックと出血傾向を主な症状とするデング出血熱に感染すること
もあります。

デングウイルスに感染した場合、ウイルスに対する特有の薬はありません。
そのため、対症療法になります。ウイルスに感染した患者を蚊が吸血する
と、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウィルス
が感染します。(これを蚊媒介性と言います)人から人に直接感染するよう
な病気ではなく、感染しても発症しない場合もあります。

これまでに...

これまでにデング熱の患者がいなかったわけではありません。
海外の流行地で感染して帰国したという症例は、毎年200名前後報告され
ています。熱帯、亜熱帯の全域で流行しています。東南アジア、南アジア、
中南米で患者の報告が多く、その他、アフリカ、オーストラリア、南太平
洋の島でも発生が報告されています。全世界では年間約1億人がデング熱
を発症していると言われています。

今回が近年の発症ケースと異なるのは、海外渡航をしていない人が感染し
たこと。つまり、デングウィルスを保有する蚊によって、日本国内で感染した
ことを意味しています。

また、現在と比べて検疫や衛生状態も異なります。国内の感染者は81人と
報告されていますが、症状は無くても感染している人もいる可能性があり
ます。

今回の事態では、感染症に対して日本国内での意識が低いこと、そして発
症した際の対策についてこれまで十分に議論し準備されていた訳ではない
脆弱さを示しました。

地球温暖化が進む中、蚊から感染するデング熱のような感染症が日本国
内でも発生する危険性はあります。
世界保健機関(WHO)が先月開催した「気候変動と健康被害」をテーマに
した初の国際会議では2050年にかけて気候変動によって生物を媒介する
疾病などで人が死に至るケースが増える恐れがあることが指摘されました。
実際、WHOに報告されたデング熱とデング出血熱の臨床事例数は90~99
年には年平均47万9848件でしたが、2000~07年では92万5896件と、約2
倍に上ります。

それを考えるとき、今回の発生をきっかけに、きちんとした対策と人々の感染
症への意識が国内でも芽生えればと思います。


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