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サポーターズ通信

Love is Free Campaign サポーターズ通信Vol.112


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 Love is Free Campaign サポーターズ通信
 Vol.112 2014年11月19日配信
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   ミャンマーのマラリア対策に日本政府が約137万米ドルの支援        
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ミャンマーのマラリア対策に日本政府が約137万米ドル、日本円で約1億46
00万円の支援を行うことに同意し、2014年10月21日に、ミャンマーの首都
ネーピードーで署名式が行われました。今回の支援は、ミャンマー中央部
の5地域・州並びにネーピードーで、マラリアの予防、検査、診断装置等
の調達を支援し一定の地域内でのマラリア制圧に向けた活動モデルの構築
を目指すものです。


これまでの日本の支援

日本はこれまでも、ミャンマーのマラリア支援を実施してきました。その
中でも独立行政法人国際協力機構(JICA)は、2005年から7年間にわたっ
て「主要感染症対策プロジェクト」を実施、そのうちのマラリア分野に関
連して薬剤、報告システム、疫学情報解析・突発流行警戒システムなどの
構築、普及など多岐にわたる支援を行ってきました。2008年に実施された
技術協力との連携による無償資金協力「マラリア対策計画」では、対象地
域でマラリアによる死亡の激減をもたらし、ミャンマー政府から高く評価
されています。これまでの日本の対マラリア支援は、ミャンマーの国家戦
略に反映されるなど、大きく貢献してきました。


ミャンマーにおけるマラリア

マラリアはミャンマーにおいて、ミャンマーで罹患率、死亡率が上位を占
める主要疾患であり、深刻な問題です。
2008年にはミャンマー国民の死亡原因として、感染症・寄生虫症が26.7%
を占め、最も多い原因となりました。中でもマラリアを理由とする患者数
や亡くなった人は極めて大きいことが指摘されています。同年のマラリア
の有病率は人口10万人に対し7,943人(7.94%)に上りますが、これらの
数値は、近隣国のベトナム、カンボジアと比べても、非常に高いいのが特
徴です。
それだけでなく、現在、主要なマラリア治療薬であるアルテミシニンへの
耐性を持つマラリアがミャンマー東部で確認されています。


これから

アルテミシニン耐性マラリアに対する封じ込めはミャンマーだけでなく、
世界的にも重要な課題です。昔から、熱を調整するために漢方で使用され
てきたアルテミシニンと、アルテミニシンに対して有効期間がより長い別
の薬剤と組み合わされているアルテミシニン併用療法(ACT)は、合併症
のないマラリアに対する第一選択療法としてWHOが推奨しており、このACT
の普及が、近年のマラリアによる死亡者数の減少に貢献してきました。現
時点で、ACTと同等の有効性及び忍容性がある抗マラリア薬はありません。
現在、WHOはアルテミシニン耐性マラリアの予防、抑制するための取り組み
を至急拡大しています。


今回の日本政府の更なる支援がミャンマーはもちろん、世界的に懸念され
ている問題の解決に貢献できると良いですね。


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