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視察レポート

セネガル訪問2日目レポート:蚊帳の配布~サッカー教室

セネガル滞在2日目。
2回目となる配布はダカールから車で約1時間。ティエス州のプット地区での配布となりました。

オリセットネットの配布は、世界基金/イントラヘルス(*1) のマラリア対策プロジェクトにおいて、今回mudefがカウンターパートとして選定した現地NGO「アンテルモンド」が対象としている地域を基本に選定されています。具体的な保健区(*2) は、ティエス州のチャジャイ、プット、ジョアル保健区。今回はそのうちのプット地区を訪問しました。

プット地区には6つの保健区があり、その下で本部を入れると9つの団体が保健関連に取り組んでいます。今回は各地域に各100張、合計1000張を配布しました。

2日目の配布は、プット地区の中でもクール・マタール村、ンジャレ村を訪問。

クール・マタール村では実際に村でアンテルモンドによって訓練を受けた女性たちによるマラリア予防のためのロールプレイも行われ、集まった女性たちは大爆笑。また保健士による蚊帳の適切な使い方やオリセットネットの使用方法(耐久は5年)が紹介されました。

村の贈呈式に立ち会った岩本さんからは「本当に村に来ることができて本当によかった。蚊帳を配ることは継続したいと思う」との力強いコメントも。また子どもたちも岩本さんに会うことができて大喜びでした。
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サッカーでアフリカとつながる。

2日目は1日目に訪問したダカールのケジャワイ地区のコミュニティが運営するサッカー学校の子どもたちとのサッカー教室。

昨日、セネガルの砂のグラウンドに驚いた岩本さんからの提案で、日本セネガル技術学校の芝生のグラウンドを借りたサッカー教室をプレゼント。子どもたちは大喜びでグラウンドにやってきました。暗くなるまでボールを追いかけていたのが印象的でした。

セネガルは2002年の日韓ワールドカップに出場していたので、記憶にある方も多いかと思います。アフリカ出身選手のフィジカルの強さは、驚くほど。またセネガルに限りませんが、どの国でも訪れると子どもたちが広場で、ボールを追いかけ、サッカーをしている姿を見ることができます。

彼らにとってサッカーは楽しみであると同時に、将来サッカーで成功するかもしれない、そんな可能性を秘めたスポーツでもあるのです。


(*1) IntraHealth International:ノースキャロライナ医科大学を母体とし2003年にNPOとなった
(*2)保険区:行政区画とは別に保健省が設定している地理的区分のこと