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視察レポート

マラウイ訪問3~4日目レポート~クレヨンプロジェクト~

マラウイ滞在3-4日目は、今回mudefスタッフの渡航に同行していただいた、たき工房様による子どもたちへのプレゼント、「Crayon Project」が行われました。

CHOCでは村のお祖母ちゃんたちがボランティアとして参加。子どもたちの悩みを聞いたり、子どもがなかなか思いを出せない気持ちを聞き出す、カウンセリングが行われています。そのうちの一つが絵を描くこと。絵を描くことで自分たちの気持ちを表現し、気持ちを整理したり悲しみや喜びを理解することに繋がります。

今回クレヨンプロジェクトの話をチャポンバ先生にしたところ、「CHOCの活動の柱の一つがカウンセリング。子どもたちの心を表現するのに、絵を描くほど素晴らしい試みはありません」と賛成していただき、実現となりました。

3日目の開催はナミテテのCHOCで、午前は幼稚園に通う子どもたち約40名を対象に日本から持参した紙皿に「自分が感謝しているもの」を描いてもらいました。子どもたちは家や人など思い思いの絵を描きます。
その後スタッフによって紙皿にリボンを取り付けてメダルが完成!
子どもたちの笑顔が印象的でした。

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午後には小学校に通う子どもを対象にした鳥の絵ワークショップ。たき工房のスタッフが持参した鳥の物語をスタッフが読みきかせ、その後配布された絵本の小冊子に子どもたちが思い思いに絵を描きます。
絵を描くのに使われたクレヨンも、たき工房様の社内で呼びかけていただき、集めていただきました。

その後絵本に登場する鳥の羽をかたどった紙を配り、子どもたちに思い思いに色を塗ってもらいます。塗り終わった絵は、スタッフによって壁に貼られます。そして鳥が完成!
完成すると子どもたちから大きな歓声が上がりました。

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「子どもたちにとって絵を描いたことは思い出になります。また日本からやってきていただいて、一人一人の子どもを気にかけていただいている。そのことは必ず子どもたちにとって、大きな喜びであり、力になります」とのチャポンバ先生の言葉は、私たちにとっても大変うれしいものでした。

4日目のクレヨンプロジェクトはリロングウェで。今回は豊田通商株式会社様、TOYOTA Malawi社の全面的な協力を得て、リロングウェ市内の5校の小学校から約120名が参加。
まずはTOYOTA Malawi社の安全講習スタッフから交通安全の講習を受けた後、たき工房スタッフによる指導の下「自分が考える夢の車」を子どもたちが書きました。

この夢の車はトヨタグループが開催する「夢のクルマ」を描く「Dream Car Art Cpmpetition」の一環。マラウイ国内で入賞者を決定するほか、優秀作品は夏に開催されるグローバルコンテストに参加することができます。

子どもたちは鉛筆で下書きをし、思い思いのクルマを描きました。
カタツムリのクルマ(遅そう・・・)
ハエのクルマ
ライオンのクルマ
ペットボトルや靴をかたどったクルマ。

子どもたちのクルマのデザインの背景には彼らの生活や、彼らがほしいと思うもの、日常見ているものなど、たくさんの特徴があります。

そんなことを感じさせる作品でした。

また描きあげた子どもたちはその後建物やクルマを小さな紙に描きました。それをスタッフで切り抜き、道路を描いた大きな紙に貼り付けていきます。子どもたちが歌う中、子どもたちがそれぞれに思い描く「夢の町」が完成。完成すると、子どもたちのテンションも最高潮に!

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当日は学校にたくさんのメディアも取材。これまでの蚊帳の配布の活動や子どもたちとの触れ合いについて、取材をしていただくこともできました。

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